用語集

圧着端子

圧着端子とは、ワイヤーと電気機器を接続するための部品です。
ワイヤーと端子に圧力をかけることで固定・定着させることから圧着端子と呼ばれます。
圧着端子が発明される以前は、ワイヤーと電気機器を接続する方法ははんだ付けでした。
はんだ付けは、技術力が必要になることや電気機器の種類によってははんだ付けが不可能なものがあること、さらにはやけどの危険性なども考えられます。
上記の課題の解決と作業性向上の目的でワイヤーと電気機器の接続ははんだ付けに代わり圧着端子が注目を集めました。

アプリケータ

アプリケーターとは、リール端子をカットし、フォーミングし圧着端子にする圧着機リボンクリンパーに取り付けるツールです。アプリケーターによって圧着端子の大きさが変わり、圧着するワークの大きさによってアプリケーターの型番が決まります

インサーションロス

インサーション・ロスは「挿入損失」とも呼ばれます。高周波においては、接点が閉じているときに、接点間で信号の損失が発生し、この信号の損失の程度のことを指します。入力電力と出力電力の値が小さいほど損失が少なく、よい特性を示します。周波数が大きくなると損失が大きくなります。インサーション・ロスの値も大きくなり、効率よく作動していないことになります。

インシュロック

主にケーブルをまとめるために利用される結束バンドの一種です。柔らかい素材で作られているため、ケーブルを傷つける心配はないのですが、一度差し込むと引き抜くことが出来なくなるという特徴があります。

SQ

SQとは、ワイヤーのJIS規格のことを指します。正式名称はスクエアミリメートルで、通称「スケア」と呼ばれます。SQは、電線の直径・導体の太さ・断面積・電気抵抗率を表す指標であり、日本のJIS規格により規定されています。「スケア」の語源は断面積を表す単位の平方ミリメートル(Square mili-meter)です。
例えば、直径0.01インチのワイヤーの導体は0.05sqと表記されます。なお米国では、ワイヤーの直径や断面積にUI規格で定められたAWGという規格・単位を使用します。

AWG

AWGはワイヤーの、電線の直径や断面積、電気抵抗率などを定めた標準規格のことです。正式名称は米国ワイヤーゲージ規格です。AWGは、電線の直径・導体の太さ・断面積・電気抵抗率などを定めた標準規格のことを指します。

このAWGの数値が大きいほど導線の直径が小さいことを示します。例えば、直径0.01インチの電線の導体は、AWG30と表記されます。なお日本では、ワイヤーの直径や断面積にJIS規格で定められたSQという規格・単位を用いることもあります。

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