当記事では、ワイヤーハーネスの検査工程についてご説明させて頂きます。ワイヤーハーネスの製造工程については以下の記事にてご確認ください。
ワイヤーハーネスの検査
産業機械をはじめとして、各種機器に必ず使用されるワイヤーハーネスですが、ワイヤーハーネスの不良は、機器の不具合に直結するため、検査工程は重要な工程となります。
ワイヤーハーネスの検査は大きく3つの工程に分かれます。
① 配線検査
配線検査は、導通検査と画像検査に分かれます。
導通検査では、導通チェッカーを用いて図面通りの配線になっているかを確認します。コネクタ・ハウジングごとに導通治具が必要となります。
片方のみにコネクタが搭載され、もう片方にコネクタがない場合、導通検査ができないため、画像検査にて配線に間違いがないかを確認します。画像検査ではカメラを使用し、電線の配色を確認します。
②ロットアウト検査
ロットアウト検査は、電線やコネクタなどに、正しい部材が使用されているかを確認する検査です。量産品の場合は、一般的に抜き取り検査で行われます。
また、図面通りの寸法になっているか、実寸図面に合わせることで確認します。
製品によって検査工程は様々で、ラベルの文字やマークチューブに間違いがないかも、当工程にて確認します。
③外観検査
外観検査では、主にピン抜けを検査します。
ピン抜け検査とは、端子がハウジングに確実に挿入されているかを確認する検査のことです。
また、ハーネスに傷や汚れがないかも当工程にて確認します。
ワイヤーハーネスの検査について動画で確認頂けます!
上記は一般的なワイヤーハーネスの検査工程となり、お客様のご要望によって検査工程は異なります。
①配線検査 ②ロットアウト検査 ③外観検査について、動画でご確認頂けますので、是非ご覧ください。
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